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【Audio-Technica製 ポータブルヘッドホン「ATH-SJ11」】




今までヘッドホン・イヤホンは100均で売っているものを使っていました。
取り敢えず聴ければそれで良いという感じで殆どちゃんとしたもので聴いたことが無く、
耳が痩せているので音質に特に不満という程のものはなかったのですが、
コードの中の腺が細くすぐに断線します。買い直してもまたすぐ断線。
安いから仕方ないかと100均の違う種類のを次々買い直してる内に「もう合計で1000円近く買い直してるんじゃねぇか?」と気付く。
もう少し出せば100均のよりは装着感も音質も耐久性も幾分マシであろう低価格帯のヘッドホンが買えるじゃないか・・・
中の線も100均のよりは太く断線し難いだろうし、試しに買ってみよう!ということである程度ちゃんとしたヘッドホンを探すことに。
低価格帯でもそれなりに数があるようなので条件を書き出してみた。

・3000円以下
・外音の遮音性が高い
・音漏れし難い
・重低音の迫力を感じられる
・気軽に長時間使える

と、まあ最初なので他に音質やら音場やら具体的な細かい条件というのも思い浮かばなかったので上記のようになりました。
そしてどれがいいんだかさっぱり分からないながらにいろいろ製品情報やらレビューやらを読み漁り、
Audio-Technica(オーディオテクニカ)製の「ATH-SJ11」というヘッドホンが良さそうに感じたのでこれに決定。
e☆イヤホン(ヤフオク店)で1092円+送料490円の1582円でした。
上記の様に耳は痩せまくっていて比較対象も無いので参考になるケースは少ないかもしれませんが、
同様に100均商品レベルのものからのランクアップなどを検討してる人もいるかもしれないのでそういう人向けということで。
それでは、以下レビューです。





【デザイン】
シンプルでなかなか良い感じ。
主張している部分といえばパッドの付け根あたりを一周しているリングだけ。
リングの色はシルバーとグリーンとピンクがあります(本体はブラックとホワイトの2色)。
コードの色はリングがシルバーのモデルは本体と同色、それ以外はリングと同色です。
ヘッドバンドやアームはツヤ無しマットで、リングとハウジングのみツヤ有り。
ツヤはそこまで下品な感じでもなく悪くない。







安物のプラスチックと塗料なので重厚感のようなものは皆無で、
いかにも軽そうなそれなりの安っぽさはあるものの、
外で付けるのが恥ずかしいレベルとまでは感じません。まあ値段相応と言ったところでしょう。
屋外で使う場合はあまり重厚過ぎても浮いてしまって目立つ気もしますし、
ある程度軽めなチープな印象がある方が丁度良いかもしれません。
ヘッドバンド部分は簡単に壊れそうな頼りなさは多少感じますが、
実際手に取ってみると粘りもありますし薄さの割には結構しっかりしている印象です。
必要以上に広げたり踏んだりと無理な力を加えなければ問題ないでしょう。
イヤパッドはよくある放射状に走る気持ち悪いシワが無く綺麗です。




サイズ的にもデザイン的にもゴツさがなくスマートなので、
男性が着けても女性が着けても、屋外で着けていても違和感はありません。


【音質】

「高音域」
 高域自体は非常にクリアで綺麗に聴こえます。
 ドラムなどの低域が激しい曲の場合、量的に低域に負けているので高域が埋もれ気味。
 低域がそこまで激しくない曲は高域の透明感と低域の力強さがバランス良く出て良い。

「低音域」
 重くドンドン・ボンボン・ズシンズシンと響いて迫力がある。
 量もたっぷりで正に重低音という感じ。 
 大音量で聴くとスピーカーの振動が感じられることもあり、
 脳をぶん殴られるというか揺さぶられるというか、
 とにかく低く唸るように響く感じがあり迫力満点です。
 上記のように重低音の迫力は十分に感じられる反面、
 鮮明さというかクリアな感じはイマイチでややこもったようなぼやけた感じが目立ちます。
 低域の個々の楽器の音を明確に聴き分けたいという人には向かないかも。
 元々の音源の解像度が低い場合は余計に聞き取り難くなります。
 量が多いという点で少々聴き疲れし易いかもしれませんが、
 少しこもり・ぼやけ感がある柔らかめの音だということもあってそこまで酷くもないです。

「ボーカル」
 低域の量が多い割に男女共に量のある低域に埋もれることなくボーカルが出てきて聞き取り易くクリアに通ります。
 ボーカルの遠いライブ音源などでも聞き取り易いです。

「音楽以外(ドラマ・映画・バラエティ番組など)」
 低域が多く人の声ははっきりクリアに聞こえるので、
 任侠ものやアクションもののような迫力あるBGMや効果音が重要な作品にはよく合います。
 静かな雰囲気の作品やバラエティ番組などの場合、少々BGMが強調され過ぎな傾向があります。
 いずれも声は聞き取り易いので細かい雰囲気を気にしなければ音楽以外の用途でも十分使えます。
 携帯などで撮った動画やビットレートを下げていたりして元々の音質が悪くノイズが入っているものの場合、
 ノイズを多く拾うのであまり向いていません。

※中音域も書こうと思ってたけど、実際書こうとしたらどこからどこまでが中音域なのかよく分からなくなったのでやめましたw
 人の声は基本中域になるのかな?

【定位・音場感】
ボーカルの声は頭部の中央、頭の中で鳴っている感じ。
低域は耳の両側近くから、高域は低域と同じか気持ち遠くから聞こえる気がします。
音場は狭く頭の周りで小さく纏まって完結している感じで臨場感はあまりありません。
個人的には音場が広い方が臨場感が出て好みなので少し残念。

※音源によってもかなりバラつきがあるのであくまで全体的な印象です。

【装着感】
アームの長さはアジャスターで8段階に調整出来ます。
ヘッドパッドはありませんが、ヘッドホン自体の重量が軽いので頭頂部が痛くなったり違和感を感じることはありません。
圧迫感は皆無です。




イヤパッドは耳乗せサイズなのできちんと最適な位置に合わせないと違和感があります。
外側の合皮はサラサラスベスベな質感で、中はウレタンのような素材でもちっとした感触で柔らかいです。
耳に吸い付く感じできちんと合わせた後はフィット感抜群。
それに加え側圧が強めなのでしっかりとした装着感があり、ずれることもありません。
側圧は強めなもののイヤパッドが柔らかいおかげで長時間着けても耳が痛くなり難いです。
(最初は側圧が強過ぎて耳が痛いぐらいに感じたのですが、
使っている内に自然とヘッドバンドが頭の形に馴染んできて丁度良い感じになります。)
耳と密着するので多少蒸れる感じはありますが、これはまあ耳乗せ密閉型では仕方ないですかね。

イヤパッド部分はスイーベル(首振り)機構になっており、
前方向に90度回すことが可能。モニタータイプなので上下にも180度回せるようになっています。
上記の構造上、装着時に上下左右に角度を微調整できるようになっていて、
ちょっと耳が痛くなってきたかなぁと感じたら少しイヤパッドの当たり方を変えてやると痛みや疲れを防げます。
イヤパッドは取り外しが可能で交換用に別売りもされているので破れたりしても安心。
しかし本体の価格に対して結構な値段するので使用期間によっては本体ごと新品に買い換えてしまった方が得かな?
白と黒があるので単純な修理目的以外にもイヤパッドだけ付け替えてイメージチェンジなんて使い方も面白いかもしれません。




側面を摘んで引っ張れば簡単に外れます。はめる時は多少コツが要りますが特に難しいという程のことはありません。
外そうと思えば簡単に外せますが、通常使用している時に意図せず外れてしまうということはまず無いでしょう。




メガネによってはかけた状態でヘッドホンを着けると、
ヘッドホンとメガネのモダン部分に耳が挟まれて痛いことがあります。
イヤパッドの上に乗せるような感じでかけると改善されます。
ちゃんと引っ掛かるのでメガネがずれ落ちたりすることはまず無いです。

【コード・プラグ】
コードは左右両側から伸びているいわゆる両出し。
太さは約2mm。分岐前は2本くっついているので4mm×2mm。
一般的な太さだと思います。100均のものと比べるとやはり太めですね。
柔らかいので巻いたりねじれたりした時に癖が付き難く扱い易い。
ヘッドホンとの接合部はゴム製のコードブッシュが付いているので負荷が分散されて良さそうです。
長さは1.2mでポータブル機器に繋ぐには普通の長さ。
胸ポケットが無いシャツを着た場合にズボンのポケットに入れておくことも可能な長さです。
自宅でPCやテレビなどに繋いで使っていると何か少し離れたところにあるものに手を伸ばしたい時などにやや短いと感じます。
ポータブル用として売っているものなので仕方ないですが。
延長ケーブルが売ってますので短いと感じる場合はその辺で対処。



プラグはポータブル機器や家庭用CDプレイヤー、テレビなどで一般的な3.5mmのステレオミニプラグ。
L字プラグで金メッキが施されています。金メッキがあると腐食し難く、
接触不良の原因となる白い錆などが出難いようです。




【外音遮音性】
音を出さずに付けただけでもかなり周囲の雑音が小さくなります。
音を出すと人の声も車のエンジン音も近くにある水槽の水音も聞こえなくなり完全に外界をシャットアウトできます。
素晴らしいです。
外を歩きながら・自転車に乗りながらなんてことをした日には軽く死ねますので絶対にやめましょう。

宅配で荷物が届く予定などでチャイムの音が聞こえないと困るとか、
周りの音もある程度聞こえた方が良い場合もあります。
そんな時は耳を完全に覆わず少しずらしてやると曲も外の音も聞こえるので便利です。
見た目があれですし音漏れもし易くなるので外では出来ませんが。

【音漏れ防止】
机を挟んで1メートル程のところにいる家族に音漏れするかどうか知りたいから10秒程注意して聴いててと言って、
周りの声や雑音が聞こえないレベルの音量で聴いてみましたが全く聴こえないとのことでした。
更に耳が痛くなるぐらいの音量にしてイヤーパッド同士を合わせてみたり、
自分の太腿を顔に見立てて挟んでみたりもしましたが殆ど聴こえません。
すぐ近くまで顔を近付けると微かに聴こえるかな?という程度。
実際に耳に装着する場合はより隙間無く密着しますし、耳が痛くなるまでの音量にもしませんから、
実用範囲での音漏れはほぼ無しと言っていいのではないかと思います。
屋外でも問題なく使えるレベルです。
届いてからハウジング上部のアームに隠れる部分に穴が5つ空いていることに気付き、
そこから音がダダ漏れなんじゃないかと心配になりましたが実際は関係ありませんでした。

ロックやメタルなどはやはり大音量で聴くと迫力が全然違うので大音量で聴きたいものですが、
スピーカーや音漏れするヘッドホンだと満足なレベルまで大きく出来ないので困ります。
このATH-SJ11はそんなことを気にせず思う存分大音量・大迫力で楽しむことが出来ます。
音漏れ防止についてはもうお見事というしかないですね。

【携帯性】
ポータブルヘッドホンというだけあって全体的に小さく軽いです。
2つの形式に折り畳むことが出来るようになっています。

「パッケージ裏説明」


「フラットに折り畳み」





「コンパクトに折り畳み」




購入当初は説明書の図通りにイヤパッド同士がくっつきましたが、
装着感のところで書いたようにヘッドバンドが頭の形に馴染むように伸びてからは着かなくなりました。
頭に馴染む前の商品到着時は下のような感じでした。






上記の「フラットに折り畳み」の方は非常に薄くなりバッグの隙間などに入れ込めるので利便性が良いです。
「コンパクトに折り畳み」と説明されている方はヘッドバンド部分が折り畳めないのでコンパクト感は皆無。
ヘッドバンドの幅自体は変わらないのでフラットな畳み方に対して厚みが増すだけでコンパクトでもなんでもありません。
一番場所を取るヘッドバンド部分を折り畳めるようにしてくれれば、
本当にコンパクトになって言う事無しでした。
が、低価格商品なのでそこまで求めるのは酷ですね。
携帯するのに十分な小ささだと思います。
あとは専用の収納ケースが付属してないのも少々残念ですが、
まあその辺は100均などで適当なものを探せばいいでしょう。

【総評】
デザイン・質感はそれなりで携帯性も良く、遮音性や音漏れ対策も良好。
屋外で通常使用するための最低条件はクリアしています。
装着感もなかなか。

音質は今回は透明感よりも重低音の迫力を重視して選んだので結構希望に近い。
が、前述の通り少々低域の量が多く強く出過ぎる部分が気になりました。
もう少し低域を抑えても良かったんじゃないかと思う。
低域のぼやけについてはあまりクリアだと迫力という面では弱くなってしまうようにも思うので、
単純に迫力重視ならあまり鮮明になり過ぎずむしろ少々ぼやけているぐらいがいいのかなという気もします。
重低音の迫力とボーカルの聞き取り易さの両立が出来ているのは素晴らしい。

上記レビューを見ても分かる通り低音重視のヘッドホンで、
迫力のある声だったり歌い方だったり曲調だったりする歌はその辺が強調されて特に合う気がします。
これ一つでどの用途にも最適みたいなオールマイティな感じではありませんが、全体的に良好な出来だと思います。





いろいろ率直に感じた細かい不満点も書きましたが、
改めて考えればこれは1500~2000円程度で買える安物ヘッドホン。
この価格でこの性能が一般的にどうなのかは知りませんが、個人的には十分満足できる性能でした。
今回の自分と同じく、安価で遮音性が高く音漏れもせず重低音の迫力が感じられるヘッドホンを探している方にはお勧めです。


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Posted on 2013/04/17 Wed. 00:44 [edit]

thread: AV機器

janre コンピュータ

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